今回は靴クリームだけで鏡面磨きにする方法についてです。
一見魔法のような方法ですが、理論は結構単純です。
まず、鏡面磨きとはワックスの成分であるロウが革の表面の凹凸を埋めて均一になった状態です。
ワックスにはロウ分が多いので、素早く表面の凹凸を埋めてくれます。
では、乳化性クリームや油性クリームにはワックスは含まれていないのでしょうか?
ご存知の方も多いと思いますが、実はクリームにも多少のロウ分は含まれています。
これは、革を輝かせたり保革する効果をもたらします。
よって、靴クリームもうまく重ねていけば理論上は鏡面磨きが可能となるのです。
また、サフィールノワールはロウ分が多いので、他のクリームに比べると鏡面にしやすいです。
もっと鏡面にしやすくするには、クリームを乾かすと良いです。
何故なら、有機溶剤は揮発しますがロウ分は揮発しないのでロウ分の多いクリーム(ワックスに近い)になるからです。
まあ、そこまでするならワックス使った方が…って感じもしますが 笑
余談ですが、ワックスも購入後しばらくは蓋をあけておくと使い勝手が良くなります!
秋葉原のワルツさんもサフィールノワールだけで鏡面磨きに仕上げてくれますね♪
かの有名なマエストロ松室さんはちょっと特殊な方法みたいですが、同様の理論だと思います。
詳細はまた後日…というか推測の域を超えないので、こういう場で言っていいのか不明ですし 笑
最後にどちらが靴にとって良いのか?という疑問はありますよね…笑
それは…また後日にでも…
僕のBlogなんぞ有名どころの人は見てないと思いますが、突っ込みがあっても嫌ですし…笑
煮え切らないところですが…ではっ!!(逃)